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ARTIST STATEMENT

私は演奏と作曲を通じて、クラシック現代音楽(Contemporary classical music)の普及に努めます。同時に、近代、ロマン派、古典派、バロックなど、現代音楽作曲家が参照してきた音楽にも目を向けます。主な使用楽器はチェロで、過去に作られてきたチェロ独奏曲の発掘と演奏、またそれらを踏まえた上での新しいチェロ曲の制作を行います。演奏上の技術と表現を緻密に構築すれば、一定の演奏はできるはずだ、という考えで、演奏の探究を進めます。
 
日本におけるクラシックの伝統的演奏形態は、コンサートホールにおけるものが主で、またそれが華であるとされています。しかし一般のホールは、美術的な装飾をせずビジュアル的なアピール力が少なく、設備や構造の関係でクラシック以外の音楽や芸術に使われにくい、という特徴があります。​現代音楽はそのようなコンサートホールだけではなく、その外の未知の世界にも出て行うものだと考えています。

私は自分に可能な行為は何かを考え、隙間を探しながら活動を継続させます。可能な行為は、ひとつは上のような多様な場で演奏すること。作曲家に委嘱し、作品を作ってもらうこと。自分で曲を作り、他の曲に混ぜて演奏すること。基礎的作業でいえば、楽譜を細目に入手していくこと、演奏の技術と表現について考察し発展させようとすること。

「現代曲は肩書ではなくやろうとする人がやるもの」「アーティストはしたたかでないといけない」。これらの知り合いアーティストの言葉を支柱に活動をしています。

Profile

作曲家、チェロ奏者。アートミュージック(≒現代音楽)の作曲、free musicとしての即興、クラシックの演奏を行う、チェリストコンポーザーとして活動している。作曲においては、即興的発想を重視し、前衛音楽とロマン主義音楽を中心に制作している。

Prizes/受賞歴

2018年 「Autumn Cafe Ⅱ」(2018)により第23回JILA音楽コンクール<作曲部門>入賞(第6位)

2020年 「浜口陽三へのオマージュ―虫・果物・そして闇、浮遊と忘却、パリの屋根」(2020)により第61回国際芸術連盟新人オーディション弦楽器部門にて合格、現代音楽特別賞を受賞するも、披露演奏会辞退により取り消される。

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