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制作において、感じること、考えること
制作においては、感じること、がまず大事だ。だが、考えることも大事である。
どのように作品を作れば、人に感銘を与えられるか。それは、書きながら考えるなど、思考しながらの方が、思い付きやすい場合がある。自分が感じていることについて、言葉で書き出しながら、考えて見る。それにより、「感じていること」をより深く思考できるようになる。
確かに、自分の感性に従い、感性の赴くまま制作するのも大事である。感性に任せて沢山作品を作る中で、色々と学ぶことができる。しかし、感性に従って作りながらも、人に明確に感銘を与える作品に整えることが必要。何となく人を感動させるのではなく、明確にはっきりと感動させるものを作れた方がよい。そのためには、感じるだけではなく、何をすれば感銘を与えられるか。それを、頭で考えることも大事である。
表現の強さが感銘を生む
例えば、次のように考えて行く。自分が感じたイメージがあったら、まずは赴くままにデッサンする。デッサンを作品にする時には、表現を明確にしないといけない。つまり、表現に強さを持たせ、表現をはっきりさせることが大事である。表現をはっきりさせることで、作品を見た人が、一目見て、迷いなくいいと感じるものを作ることができる。
表現をはっきりさせるには、作品の中の無駄を無くさないといけない。作品のどの部分にも意味があるように作品を作る。そして、無駄を削ぎ落とすようにする。それにより、表現に強さが生まれ、人を惹き付け、より感銘を与えられるようになる。
例えば、「淡い」色彩の絵でも、淡さを「強く」表現する。あるいは、敢えて「無駄な感じ」を表現する時も、「無駄な感じ」を明確に表現する。そうすると、それらが人に伝わる。
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